AIの質問があちこちに散らばるので、スマホに決裁を集めるApproval Boxを作りました

Approval BoxというiPhoneアプリをApp Storeで公開しました。PCで動くAIから届く相談をスマホで受け取って、その場で答えるアプリです。
質問があちこちに散らばります
AIで仕事をしていると、セッションをたくさん開くことになります。AIを動かす道具(ハーネス)も複数使っています。長い開発になると、開発に限らずどの仕事でも、それぞれのセッションからAIが質問してきます。質問はあちこちに散らばって、答えるのも大変です。
私はパソコンの前を離れることも多いです。離れている間にAIが質問を出すと、そのセッションは答えを待って止まります。気づいた時には、いつのまにか仕事が止まっています。
それを解決するために作ったのがApproval Boxです。
多数のセッションから、決裁がスマホに集まります
AIは、人の判断や承認が要る時にApproval Boxへ申請を出します。申請はスマホのアプリに集まって、件名がプッシュ通知で届きます。アプリには、どのAIから来たか、何の仕事の相談か、急ぎか、期限はいつかが並びます。

相談を開くと、AIが書いた背景と選択肢が出ます。AIの推奨には印が付いているので、それを見ながら選んで送れます。選択肢のほかに文章で指示を書くこともできますし、画像や書類を添付して答えることもできます。すぐ決められない時は保留して、あとで答えられます。

答えると、寝ているセッションも起きます
このアプリのすごいところは、答えを送ったら、寝ているセッションでも起きることです。答えは申請したAIの会話へそのまま戻ります。AIが作業中なら作業中のターンへ届き、止まっていれば新しいターンとして届いて、AIはそこから仕事を続けます。スマホから答えれば、その場で仕事が再開します。
もう一つ、AI自身が決裁を取り下げたり、更新したりできます。申請を出したあとで状況が変わったら、AIが内容を直したり、要らなくなった申請を取り下げたりします。アプリにはそれがそのまま反映されるので、一覧には今答えるべき相談が残ります。
履歴では、答えがAIに届いたかを確かめられます。会話を続けたい時のために「再開の一言」をコピーする機能も付けました。

使い方は簡単です
PCで次のコマンドを実行します。
npx -y approval-box@latest setup
PCにあるAIを見つけて、Approval Boxを登録してくれます。書き換えるファイルは先に見せて、控えを残してから書き換えます。あとは画面に出るQRコードをアプリで読み取れば、PCとスマホがつながります。

最後にAIへ「Approval Boxのsetup_testを実行して」と頼みます。テストの申請がスマホに届くので、それに答えて、答えがAIまで届けば準備完了です。
対応しているAIはClaude Code、Codex、Cursor、Grokで、PCはmacOS、Windows、Linuxのどれでも動きます。PC側にはNode.js 20以上が要ります。
アプリは無料でダウンロードできて、公式サービスの月額プランは日本で300円です。AIそのものの契約は別に要ります。ブラウザで使えるWeb版もあって、使い方はサポートページにまとめています。サーバーとWeb版のコードはGitHubで公開しているので、自分でサーバーを立てて使うこともできます。
